Tさんとレッスンしたクマ先生からのメッセージ

KAYOUプロジェクトを通じてTさんとのレッスンを開始したのは、講師としてエイドネットに登録後、2年ほど経過してからでした。
実際にレッスンが始まるまでは、入院生活のことを考え、Tさんとの接し方などに不安がありましたが、すぐに打ち解けることができました。
レッスン中は、私が担当していた英語と数学に関する話題はもちろんですが、ほかにも趣味や好きな食べ物の話など、様々なことが話題に上りました。辛い入院生活だったとは思いますが、Tさんがいつも笑顔で話してくれていたことが印象に残っています。
私は、学校で習うことが全てではなく、自分自身が何かに興味を持つこと、その内容について「もっと知りたい」と思うこと、その全てが「学ぶ」ということだと思っています。
Tさんも、長い入院生活の中で「勉強すること」自体が目的になってしまっていた時期がありました。
しかし、レッスンを続けていくうちに、自分自身の目標が少しずつ見えてきたようで、そこにレッスンの成果があったのではないかと思っています。
Tさんが自分の目標を見出すことができたことが私にとっては最も嬉しく、微力ながら貢献できたところなのではないかと感じています。
退院後は、目標に向かってたくさんのことを吸収しながら、様々な経験を通して、大いに人生を楽しんでほしいと思います。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次